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夜想曲~瑠璃色の奇跡~
第10章 思ひ出綴り・その後 其の三・~"考"その後山崎~
自分勝手な事は百も承知してる、だが橘が欲しくてモヤモヤと嫉妬という炎が、目に見えない所で燃えてしまう。
「わい‥どないすれば良い?」
どないも糞も無い、人のモン横取りなんか出来ん。
ただこうして屋根の上で覗き見紛いの事をして、嫉妬と羨ましく二人の部屋を見詰めて一人悶々と余計な妄想に走るだけ……
「それくらい自由やろ…」
実際に出来ない事を考えるからこそ妄想と言う。
「わいやったら…
焦らして焦らして責め食らい尽くすやろなぁ……」
考えが危ない方向へ…
だが、やはり妄想は自由だ、もう少しだけ頭がそちらに発展してゆく・・・・・・・
ーーーーーーーー
『ギシッ・・・』
「はぁ・・・
山崎さん…辛いの……
お願い縄を解いて…」
部屋の隅の柱に、赤い組紐に両手を上で一括りにされ、柱に繋がれている橘の姿……
いや、両手だけじゃない、裸体の白く滑らかな肌全てに亀甲縛りをし、赤い組紐は橘の身体の自由を奪っている。
勿論、豊満な胸も、薄毛も生えていない少女のような秘部にも、赤い組紐は容赦なく食い込み、胸ははちきれんばかりに誇張され、秘部は割れ目がはっきり分かる程に組紐が食い込み‥少し身体を動かすだけで、赤い組紐は更に締め付けを強くするだろう。
「あそこが‥あぁん…
紐が擦れて…んんっ…我慢出来ない…」
「せなこと言われてもなぁ…
急病で早よう薬を作って持っていかなあかん
もう暫くそのまま大人しゅうしててや」
「はぁはぁ…
山崎さんの…意地悪…
分かっていて縛ったんでしょう?
んっ!!
もう‥我慢が…あそこ疼いて…はぁああ……」
艶めかしく橘の腰が上下左右に揺れ動く、秘部の割れ目に通る組紐を揺らして快感を得ようとしているのは丸分かり…
女がじれて自分から快感を得ようとする仕草は、男には殊更やらしく卑猥に見えるもんや。
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