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夜想曲~瑠璃色の奇跡~
第10章 思ひ出綴り・その後 其の三・~"考"その後山崎~
赤い組紐を用意したのは正解だったと思う、あの透けるような白肌に赤い組紐はよう栄える。
麻縄じゃ引き立たん、やはり赤色というところに意味があるんや。
(後なぁ……)
基本、女っ気無しの屯所に、男女の行為を更に促すような物はあまり持ち込んでいない、必要ないと思ってたが最大原因。
屯所とは別に、監察活動上必要な隠れ家なら数ヶ所あるんやが…
(あー
島原のあそこなら、色々置いているんやけどなー)
組に入る前から使っていた隠れ家、あそこなら忍として修行し培った性的欲求を満たす物が沢山ある。
男女の交わりも忍の手管の一つ、喜ばせる事も落とす事も忍技として多数存在し‥まぁ落とすが目的の方が多いが…
わいの医学の知識も忍の心得の延長、毒や薬を扱う為、血脈や体の処置方は一通り習う、性的な事と医学は一緒‥これは誰にも言えへん話やけどなぁ……
(確か‥奥の部屋に張り型やら蝋燭やらしまい込んでたと思う)
情報収集だけなら性的道具は必要ない、少々興奮が上がる薬草を使い女を喜ばせれば簡単に落ちて、こちらの欲しい情報を簡単に話してくれる。
だが、橘に性的道具を使って淫らに開かせるのも捨てがたい……
(せやけどなー
夜に屯所を抜け出すのはなーー)
規律に厳しい新撰組、何も言わず夜に抜け出したら脱走扱いで切腹にもなりかねない。
(まっ、副長に言えば良いな)
自分の手伝いと言えば、監察活動として外出は黙認される…
そや、そうしよう!
そうと決まればおちおちなどしれいられない…
サッサと隊士の様子を見、副長にひとこと入れて、夜の官能の世界に橘と二人で浸り責め犯し、甘い声と最高の悦楽を堪能し捲り、橘を完全にわいの物に落とすんや。
ムクムクと湧き上がる征服欲…
橘だからこそ、縛り付け様々な手管で快感の海に落とし、その幼そうに見えて実は男を咥え喜ばせる為にあるような蜜壺の奥深くに、己の溜まりに溜まった白濁をぶちまけて悦に浸りたい。
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