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夜想曲~瑠璃色の奇跡~
第10章 思ひ出綴り・その後 其の三・~"考"その後山崎~

そう思うと、居ても起ってもいられない…
早々に隊士の体調を見、作った薬を飲ませ、その足で副長の元に行き、考えた通りの話をし許可を貰い、意気揚々と自室へと足を向けた・・・・・
わいの自室は少々変わっていて、屯所でも誰も近寄らない物置の隅近くにある。
仕事上都合が良いと副長と話をして少々改装もさせて貰うて、見た目は壁で出入り口が見当たらないが、何かあったら直ぐに外に出られる仕掛けがしてある特別仕様。
『・・・・・ん・・・・あぁ・・・・・』
そんな自室から微かに聞こえる女の喘ぎ声…
勿論、橘の声なのだが、やはり部屋から外に漏れ聞こえるとは……
(やはり副長に話通して正解やったなぁ)
今でこれだ、これ以上責めたら本格的に声が屯所の中に響いてしまう。
橘は男…
組内皆そう思うてる、それを壊す訳にはいかん‥わいの為にも……
絡繰り扉を開けたら、頬を蒸気させて腰を振り快感を得ている橘の姿…
ああ‥思った通り、我慢しきれずに快楽を求めてしまってるなぁ…
これはこれで見応え満点なんやが、後々の事を考え移動したほうが良い、わいとしたら早く肉棒をぶち込みたいが・・・
「一人遊びは無しと言った筈やで?」
「山崎さん・・・はぁん・・・遅いんだもの・・・」
わいを見付けた瞬間、橘は動けない身体を振り、涙目でこちらにおねだり…
男として、これほどの優越感はないが、言う事を聞かなかったお仕置きはせんと…
「・・・外‥出るで・・・」
「・・・えっ!?」
「縛ったその姿のまま、外に出るんや…
勿論、着流し一枚……」
そう言って両手の組紐は解いてしまう。
「一枚・・・」
「せや、さらしも何も身に付けんと着流しだけや…
上手く隠せるかは橘次第やぞ?」
誇張されている両胸を、さらしも巻かずに着流し一枚、両胸だけじゃない首にも組紐は巻かれているんやから、どう隠すか楽しみや・・・
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