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贖罪の檻。
第15章 逃れられない快楽
現実など本当なら常に見つめて方向性を確認しておかなければならない。
しかしこの現実は、残酷で甘美で・・・心を壊すほどの威力があって・・・・・・
《 《
「はは、派手にイッたな。」
「っ、はあはあ・・・あ。」
身体を余韻でいまだに奮わせながら男の姿が見える。
「お前ので、ビショビショだ。」
袖口で顔を拭いてシャツを脱ぎ捨てた。
「っ!!?」
「なんだ?裸なんか見慣れてるだろう?」
自分の半裸に純粋に反応して顔を赤らめる少女に先ほどの妖艶さは、微塵もない。
何度も蹂躙された身体をさらけ出されても〝穢れ〟を纏わない。そんな少女があまりにも眩しくてもっともっと、〝穢して〟やりたくなる。
「煽ったのは・・・・・・お前、だからな。」
「えっ・・・・・・あっ、ん!!」
ベルトで少女の腕を縛り上げ脱ぎ捨てたシャツを口に押し込み行動も言動も封じて覆い被さる。