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贖罪の檻。
第15章  逃れられない快楽
  


 懇願など意味をなさないと知っていたが言葉が口を付く。


「あぁ、もう終わった・・・・・・」


 そう告げると少女の表情は、和<ヤワ>らいだ。


「・・・・・・今日は、な。」


「えっ・・・ん゛っ!!?」


 ニヤリと含みのある言い方をして来たかと思うと唇が重なった。


「ん、・・・・・・やっぱり、、、甘いな。」


「っ、や。」


「感度良すぎ。中も絶品だ・・・手放せないハズ、だな。なぁ、椥。」


「えっ!!?」


 男が呼んだ名前に驚いて入り口の方に顔を向ける。


「なにを、しているんですか・・・あなたは?」


 診察を任せたハズの男が自分の所有物に覆い被さっていた。明らかに“コト”のあとだった。


「さっさと、離れて下さい!」


「はいはい。」


 睨む瞳を受け流し額に口付けをしてベッドから降りた。


 《 《


 意思など、なんの意味もなく・・・“逃れられない”。


  
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