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贖罪の檻。
第16章  出荷通達
  


「ん・・・・・・
(・・・椥、さ・・・・・・ん?)」


 今までに無いほどの優しい口付けを落とされる。


「さぁ、服を着替えてシーツも替えましょう。」


 男と少女の蜜で濃いシミが出来ているシーツをチラリと見てから笑顔を向ける。
 優しくしてくる男の態度が全く理解出来ない。


「さぁ、おいで・・・」


 人形を扱うように少女を抱き上げてバスルームに入る。

 バズタブにお湯を入れている間脱衣所の椅子に座らせた少女の身体を確認する。


「汰音に乱暴にされましたか?」


「・・・いいえ。」


「本当に?」


「っ・・・・・・」


 手首に視線を注がれ〝嘘を付いている〟と思われている気がしてソワソワする。


「よく見せて、下さい。」


 余韻の残る白い肌は、まだ少し紅く熱を持っているようだ。膨らみの先が上を向いて少し勃っている。
 いつにも増して少女が卑猥に自分を誘って見える。


  
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