この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
贖罪の檻。
第17章 躾と云う名の折檻

「ちゃんと飲めましたね。」
「縄、を・・・解いて・・・・・・」
涙目で訴える。
「それは、出来かねます。〝まだ〟、終わっていませんから・・・」
ズイッと牡を前に差し出した。
「〝掃除〟が残っていますよ?」
「ん゛っ!!」
アゴを掴まれもっと上を向けさせられた。
「口、だけで・・・ですか?」
口は、疲れ切っていたし再び牡を咥<クワ>えるのに抵抗があった。
「そうですよ。早く出来るようにならないと・・・〝お兄さん〟を助けることは出来ませんよ。」
「っ・・・それ、は・・・・・・」
優しい笑みに隠された氷のような冷たさに〝生存本能〟が刺激される。
「しますよね?」
「します・・・」
返事など決まっていた。拒否権がないことも判っていた。
「では、お願いします。」
アゴから手を離されゆっくりと牡に舌を這わせる。

