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贖罪の檻。
第17章  躾と云う名の折檻



 その突きで背中を弓なりに反らし達してしまう。中に蜜を吐き出された刺激に意識を手放した。


「気を失いましたか・・・今日も、良かったですよ。」


 意識を手放した少女に声を掛けた。


「椥さま、どうされたのですか?いつも“大切な商品”だと、仰<オッシャ>っていましたよね?」


「“躾”です。」


 服を整え少女から離れる。


「椥さまっ。」


「後始末をしておいて下さい。」


「はい・・・椥さま。」


 出て行く主から視線を移すとグッタリと倒れている少女がいた。


 》 *


「君が、明莉<アカリ ヨシミ>良巳の弁護人か。」


「はい、会長。国選弁護人に任命されました緑川<ミドリカワ トモナリ>那斉です。」


 兄妹の知らぬところで密やかに会談が行われていた。


 《 《


 堕ちていく。
 すがる物もなく、場所もなく・・・

 ただ、堕ちてゆくだけ・・・・・・


  
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