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贖罪の檻。
第19章  無実の可能性
  


「事件のことなんだが・・・」


「なにか進展でもありましたか。」


「ああ。もうすぐ容疑者の男は、釈放される。それをお前にも伝えておきたくてな。」


「なにを・・・ばかなことを言っているのですか?」


「〝ばか〟とは、酷いな。いま捕まっている人物の無実が証明されるのだからいいことだろう。我がグループも冤罪に関わらなくて済むというものだ。」


「なにを言っているのです。
 犯人なのは、決まっているのになぜ釈放など・・・」


 信じて来た道が閉ざされる。


「状況証拠だけでは、どうにもならん。出世が決まっていたのにこんな事件を起こすなどあり得ない。
 お前もそのつもりでいなさい。身辺は、綺麗にしておけ。
 警察の見込み捜査のとばっちりなどごめんだからな。」


 息子にそれとなく釘を刺す。


「判ったな。」


「話しは、判りました。」


  
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