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贖罪の檻。
第20章  闇に抱かれて
  


 ワンピースを脱いだ少女の肢体は、白くきめ細かい肌によく映える黒の布地にピンクのレースがあしらわれた下着とベビードールに包まれていた。

 それを見てため息を付かない者など居ないだろうと思った。


「お前に、奉仕をさせようと思ったが・・・やめた。」


「えっ、・・・きゃっ!!?」


 腰に手が回ったかと思った瞬間にベッドへと寝かされた。


「あ、あのっ・・・」


 戸惑っている間も男の手は、止まることはなかった。


 》 》


 光は、見えない。

 先も見えない。

 あるのは、淡い灯りとどこまでも広がる闇。

 手を伸ばしても声を張り上げてもこの闇では、意味がない。

 抵抗できないように堕とされていく。反抗しないように堕とされて堕ちていく・・・。

 どこまでもどこまでも、この闇は広がっていく。


  
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