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贖罪の檻。
第28章  終わりの見えない行為
  


 身体が無条件に強張<コワバ>って動けなくなってしまう。


「いい子、だな。
(まぁ、実行犯に2度同じセリフを言われたら黙るだろうな。)」


 少女の心理状態が手に取るように判るので笑いを堪える。


「っ、、、」


 首筋にチクリと痛みが走る。それは、まだ遠くない前に感じたものと同じ・・・


「心配するな。今回のは、意識を失うようなモノじゃない。」


「さぁ、縛りましょうか。」


「はい、椥さま・・・・・・」


「了~解。」


「っ・・・・・・」


 “なにを”注入されたのか全く判らない。しかし動悸が始まり身体が熱くなり息が上がる。
 自由の利かない身体を男たちが捕まえる。


「今日は、優しくしませんよ。」


「な、に・・・・・・」


 男の手には、ロープが握られていた。ベッドの上に立たされ後ろ手に拘束された。


  
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