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贖罪の檻。
第28章  終わりの見えない行為
  


「いやっ、放してっ!」


「騒がない。」


 ギリィ


「っ・・・
(・・・痛い、、、ロープがっ)」


 腕にロープが食い込んで鈍い痛みが走る。天井に備え付けられた滑車にロープを掛けられ吊るされた。
 爪先がベッドに付くか付かないかの絶妙な位置にロープを巻き上げられた。


「さて、服をどうしましょうか。」


「脱がせないのも乙なもんだろ。」


「そうですか・・・なら、彼方に最初の責めを任せます。」


「・・・は、い。」


 月良に触れそうになった罰を急に与えられた。


「月良、さま・・・
(申し訳、ありまん・・・)」


「っ!!?」


 触れられただけで身体がビクンッと大きく跳ねる。明らかに“クスリ”のせいだと判る。


 》 》


 光を見た気がして、次には・・・ベッドに沈み込む。
 助けなどあり得ないと身体に刻まれてベッドに沈む・・・・・・。


  
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