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贖罪の檻。
第30章  迫る終わり
  


 ズクッ


「ん゛っ、ぁああ!!」


「っ、く・・・イクッ!!」


 ビュクッ ビュルル


 蜜壺へと欲望を吐き出した。


「あ、、、」


「月良、、、締めすぎですって言ったでしょう?」


 引き抜くことなくキスを送る。


 》 》


 部屋を変えられて〝好き〟だと言われてそれでも結局抱かれる日々。なに一つ進展などない。

 兄を想わない日は、ないけれど・・・いつ終わるともしれないこの日々につい・・・現実逃避してしまう。


 《 《


 乙女グループ支社最上階VIP用応接室。


「明莉君、久しぶりだな。」


 部屋に入ると大きなソファーに座り紅茶を飲んでいる青年が居た。いつものように明るく声を掛けた。


「どーも。」


「久しぶりの外の世界は、どうだね。」


「変わりません・・・とは、言えませんね。無実の罪でずっと拘束されていましたから。」


  
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