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贖罪の檻。
第35章 主の交代
後ろ手に拘束されているので頭で軽くドアを叩いて反応を待つ。
「(・・・早く。。。)」
祈る気持ちが焦らせる。
コツ・・・・・・
「誰かっ!!
そこに、廊下に居ますか?」
届くのかさえも判らないながらも声をその足音にしてみる。
「お願い、、、誰か、居るなら助けを・・・呼んで下さい。」
「・・・どうか、した?」
「あ、お願いっ、、、しますっ。
助けを呼んで下さい。お願いします!!」
ようやく救いを見いだした。
「呼ぶって、どうやって?」
「受付で助けを呼んでもらって下さい・・・」
「・・・・・・」
ドア越しに言われて男は、困っていた。
「なにを、してるんだ?」
「っ!!!?」
ようやく救いを見いだしたのに、背後に男が立っていた。
「全く、困ったお嬢さんだな。」