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贖罪の檻。
第39章 新たな檻へ・・・・・・
なにかを、忘れている。いいや。
なにかを見過ごしていた。そう、人は外見では判断できないと言う事実を・・・。
《 《
「うっわぁ~」
兄が殺人事件の冤罪被害者となり殺害された女性の遺族に“身体で償え”と言われ囚われた。
初めてを奪われ、“調教”と言う名の男たちの欲望を与えられるだけ与えられてきた。
助け出され兄に逢えると期待していたにも関わらず・・・真犯人の男に囚われ衝撃の事実を知らされ囚われた。
そこからようやく助け出されて兄に逢えた。
病院加療を終えて兄が賠償で手に入れた別荘のような家にやっと来れた。
「気に入ったか?」
「凄いね!
周りも自然多くて静かだし。」
「そうだろう。俺もこんなにいいところを会長がくれるとは、思わなかったよ。」
「素敵。」
「月良、部屋を見るか?」