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贖罪の檻。
第39章  新たな檻へ・・・・・・
  


「・・・違うよ。」


「じゃあ、なんの部屋・・・?」


 振り返ると兄がまだ階段を降りてもいない。


「もっと奥に行ってごらん。」


「・・・う、うん。」


 気になりながらも奥に足を進める。灯りがあの部屋を思い出させるオレンジの淡い光だけなのが気になるものの兄に出入り口を塞がれているので進むしかない。


「っ・・・・・・」


「ここが、お前の部屋だよ。」


「・・・お兄、、、ちゃん。。。」


 開けた場所に出て部屋の内装を見た瞬間に身体が固まってしまう。


「っ!!?」


 後ろに恐怖で後ずさると兄に背中が当たった。


「どうしたんだ。気に入らないか?」


「ここが、私の・・・・・・?」


「そうここがお前の部屋なんだよ。
 さぁ、いい子だから〝嫌だ〟と言わないでくれよ。」


 妹の肩に手を置いて逃がさないようにする。


  
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