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贖罪の檻。
第8章  忍び寄る欲望
  


 ズブゥ


「ん゛っ、あ゛ぁああ!!」


 再び奥まで貫かれて反応の声が上がる。


「忘れたのですか?」


 されるがままの中できちんと反応をする少女に囁く。


「私が満足するまで終わらないと・・・」


「あ、ああぁぁぁ
(・・・苦、しいぃ。)」


 男の動きに身体を揺さぶられながら意識を手放した。


 》 *


「先生!」


 ガラスの向こうに座る相手に駆け寄る。


「こんにちは。とりあえず、座って下さい。」


 興奮している依頼人を座らせる。


「事件の概要を今日も整理しましょう。」


「先生。妹はっ、妹はどうしているんですか!」


 弁護士の話しなど無視して心配している家族の行方を訊いてしまう。

 アカリ
「明利さん、落ち着いて下さい。」


「いいえ。妹がどうしているのかなぜ教えてくれないんですか?妹とは、連絡が取れているんですよね?」


 逮捕をされてから2日が過ぎようとしていた。


  
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