この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
危険な香りに誘われて
第6章 男の嘘
男は、嘘をつく。
どこまでが嘘で、どこからが本当なのか。分からない。
リビングで拗ねていると賢也が、戻ってきた。
知らん顔する真紀の隣に、賢也は腰を下ろした。

「俺の話、聞いてくれ」

「やだ」

逃げられないように真紀の腰を抱くと、こめかみに唇を押しつけた。

「あいつは、半年前までうちの塾に通ってた生徒だった」

「生徒の間は、可愛がるさ。言っとくけど男女問わずだぞ。下の名前で呼んだりもする。俺なりに相談にのってくれる優しい講師を目指しているからな。ところが、中にいるんだよな。勘違いするのが」

賢也は、ため息をついた。

「合格の報告をしに来た時に、これからは、ゆっくりデートできますねって、言われてゾッとした。あいつを特別扱いした覚えもねぇし、他の生徒より接触は少なかった位だぞ」

「合格出来たら、付き合うとか約束したんじゃないの?」

「んなこと言わねぇよ。頑張れよ、俺も応援してるから。なんかあったら、いつでも言えよ、くらいは、言ったけど。塾通いしている間は、外で2人っきりになったこともねぇしな。電話も無視してたら、公衆電話から掛けてくるようになったんだ」
/505ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ