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危険な香りに誘われて
第7章 女の嘘
「前から可愛いなって、思ってたんだよ。今夜、バッタリ会って、これは、絶対チャンスだと思って告白してるんだけど」
「あの、私、彼氏がいるので、ごめんなさい」
真紀は、ペコリと頭を下げた。
「そいつと結婚の約束でもしてるの?」
子供が出来ても困らないとは言われたが、結婚しようとは言われていない。真紀は、目を泳がせた。
「それは・・・してないけど」
原田は、白い歯を見せて笑った。
「じゃあ、俺にもまだ望みありそうだね。彼氏がいるからダメってことは、彼氏と別れたらOKってことだろ?」
「そんなこと言われても困ります」
本当に、困る。真紀は、首を振った。
「絶対、無理ですから。私、帰ります」
「真紀ちゃんて、呼んでいい?」
「ダメに決まってます」
「勝手に呼ぶから」
「だから、なんで、そんなに強引なんですか?」
財布を取り出して席を立ち上がると原田も席を立った。
「駅まで送るよ」
「結構です」
「こんな時間に女の子1人危ないよ」
「まだ、危ない時間じゃないです」
「あの、私、彼氏がいるので、ごめんなさい」
真紀は、ペコリと頭を下げた。
「そいつと結婚の約束でもしてるの?」
子供が出来ても困らないとは言われたが、結婚しようとは言われていない。真紀は、目を泳がせた。
「それは・・・してないけど」
原田は、白い歯を見せて笑った。
「じゃあ、俺にもまだ望みありそうだね。彼氏がいるからダメってことは、彼氏と別れたらOKってことだろ?」
「そんなこと言われても困ります」
本当に、困る。真紀は、首を振った。
「絶対、無理ですから。私、帰ります」
「真紀ちゃんて、呼んでいい?」
「ダメに決まってます」
「勝手に呼ぶから」
「だから、なんで、そんなに強引なんですか?」
財布を取り出して席を立ち上がると原田も席を立った。
「駅まで送るよ」
「結構です」
「こんな時間に女の子1人危ないよ」
「まだ、危ない時間じゃないです」