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危険な香りに誘われて
第7章 女の嘘
自宅についたのは、10時半過ぎ。
賢也が帰ってくる前に帰りたかった。玄関の靴を見て、ガックリした。

廊下のつき当たり、リビングのドアがゆっくりと開いた。

「遅かったな?」

「う、うん。結局二次会も行ったから」

「どうだった?」

「まあまかな?」

何が、まあまあか。曖昧な返事をしてヒールを脱いでいると賢也が近づいてくる。

「タバコ臭っ」

ドキーンッ。
真紀は、心臓が止まるかと思った。

「タバコ吸う人もいるからね」

声が上擦っている。
動揺するなと、自分に言い聞かせた。

「そうか?」

「うん」

「真紀」

「何」

「充電は?」

賢也が、両手を広げて待っている。

「タバコとお酒で臭いから、お風呂入ってからでいい?」

タラタラと背中に汗が流れる。早くお風呂に入って、何もかも洗い流してしまいたい。
賢也の横を通り過ぎて自分の部屋へ入ろうとした瞬間。
ガシッと腕を掴まれた。

ひっ。
心の叫びが、喉まで出た。
真紀は、ごくんと飲み込んだ。
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