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危険な香りに誘われて
第7章 女の嘘
「腰下ろしてみ」

賢也の太い幹に濡れた秘部が触れる。

「そのまま擦って」

賢也は、両手を上げて真紀の手を握った。
ゆっくりと腰を前後に動かす。下を向くと賢也の亀頭が、隠れたり現れたりして、卑猥に思えた。

「んんっ」

自分から、いやらしいことをしている。そう思うと真紀の花弁の奥から蜜が溢れ出て、滑りをよくした。

太い幹に擦りつけるようにクリトリスを刺激するとたまらない快感が体を突き抜けて行く。

「はぁ・・・け・・・・んや」

「気持ちいいか」

「いい・・・・・でも」

「でも、なんだ」

「・・・・したい」

「入れたくなかったんだろ」

「だって・・・こんなことしたら」

切なそうに賢也を見下ろす真紀の目は、賢也の欲望を飲み込みたいと、訴えている。賢也は、軽く微笑んで。

「何をどこに入れたいのか、言えよ」

真紀は、唇を噛んだ。卑猥な言葉を口にするには、まだ抵抗があった。恥ずかしい。はしたない。そんな気持ちが優先して、どうしても言えない。

「賢也っ。意地悪しないで」

真っ赤になって、切なそうにする顔が、また可愛くて、たまらない。
苛めたい、可愛がりたい、荒々しくしたい、優しくしたい、複雑な気持ちが交差する。

真紀は、駄々を捏ねるように賢也の上で飛び跳ねるように腰を動かした。

「真紀ちゃんは、エッチなくせに恥ずかしがり屋だよな。ほら」

賢也が繋いでいた手を引き寄せた。真紀の身体が、賢也の胸元に倒れ込む。

「お願いのチューと、してって言ったらしてやる」

真紀は、嬉しそうに賢也の唇に軽くキスをした。

「お願い、して」

可愛い誘惑に賢也は、頬を緩ませた。


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