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危険な香りに誘われて
第10章 やっぱり虎
「ふっ、賢也。意地悪・・・・」

「知ってんだろ」

「クリちゃん」

口にした途端、顔が熱くなった。恥ずかしくて、死んじゃう。真紀は、腕で顔を覆った。

「クリだけか」

「いやぁ・・・・。お願い、もうしないなんて言わないから」

泣きそうな声で、懇願する真紀の腰を軽く手前に引っ張ると尻を高く上げた。
まんぐり返しの状態にすると、真紀が慌てて、両手を当てがった。

「いやぁーっ。見えちゃう」

「見えるようにしたんだよ。ほら、手どけろ」

おずおずと手を離すと賢也が膨らんだ芽を軽く舌先で舐めた。

「あんっ」

指で捲り露わになったクリトリス、弄っていたせいで、赤く充血している。
吸い付きながら舌を擦りつけてやると、真紀は、足先を突っ張り、悲鳴のような喘ぎ声を漏らした。

「だめっ、そんなにしたら・・・あっ、あっ、あっ」

「イクなよ。我慢しろ。イッたら、ケツ指だからな」

「やっ。それだけは、いやっ」

濡れそぼった花弁の奥へ尖らせた舌を突きいれると、真紀の喘ぎ声が大きくなった。

「んんっ、あっ、だめぇっ。賢也っ、そんなにしたら、いっちゃうっ」

「我慢しろ」

中指と薬指を濡れた壁へ押し込んだ。指に絡みつくように壁が収縮している。賢也は、スポットを狙って軽く曲げた指で擦り、膨らんだ芽を親指で撫でてやった。

「いやぁーっ。そんなっ、だめぇっ」

「気持ちいいんだろ」

「あんっ、あっ、あっ、いいっ。いいっ。はっ、はっ、はっ」

息が乱れて苦しい。逞しいモノを求めて、切ないほど子宮が疼く。



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