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危険な香りに誘われて
第11章 夜空に咲く花の下で
『真紀ちゃん』
この声。
「雄介?」
真紀が男の名前を口にした途端、賢也がスマホを取り上げた。
「誰だ、テメェ。馴れ馴れしく電話なんかしてきやがって、ブッ殺すぞ」
ドスきかして電話に出た賢也は、その後無言になり、気まずい顔で、スッとスマホを真紀へ返した。
「悪い、泣いちまった・・・・」
「もう、何やってんの」
電話の向こうで、わんわんと泣き叫ぶ声。うわぁ、マズイ。
「雄介っ。違うんだよ」
『何が、違うの?』
声を聞いて、血の気が引いた。
「母さんっ」
『あんた、何、子供泣かせてんのよ』
電話口の母親は、お怒りモード。真紀は、焦った。
「違うんだって」
『いいから、今日、ちょっと家へ来てよ』
この声。
「雄介?」
真紀が男の名前を口にした途端、賢也がスマホを取り上げた。
「誰だ、テメェ。馴れ馴れしく電話なんかしてきやがって、ブッ殺すぞ」
ドスきかして電話に出た賢也は、その後無言になり、気まずい顔で、スッとスマホを真紀へ返した。
「悪い、泣いちまった・・・・」
「もう、何やってんの」
電話の向こうで、わんわんと泣き叫ぶ声。うわぁ、マズイ。
「雄介っ。違うんだよ」
『何が、違うの?』
声を聞いて、血の気が引いた。
「母さんっ」
『あんた、何、子供泣かせてんのよ』
電話口の母親は、お怒りモード。真紀は、焦った。
「違うんだって」
『いいから、今日、ちょっと家へ来てよ』