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危険な香りに誘われて
第2章 7年後
同棲してもほとんどセックスレス状態。
回数も、数えられるほどしかない。
セックスしたい雰囲気にもならない二人の関係は、友人と大差ない。
セックスレスの理由が今、やっとわかった。勃たない理由も明白だ。
だって、彼は、ゲイだから。
真紀は、悔しい気持ちよりも、すっきりした気分になっていた。
「つまり夏樹が恋人で、私が友だちだったんだ」
「そういうこと。悪いね、真紀ちゃん。俺が、言ったの。真紀ちゃんと同棲しておいた方が、世間の目をごまかせるってね」
夏樹は、修平の肩を抱いてひょうひょうとした態度で言う。まるで勝者の顔。
あまりにも衝撃過ぎて怒りすら湧かない。
もう、好きにして。
真紀は、納得したように頷いた。
「わかった。出て行く」
「そんな、出て行かなくても」
ずっと騙していた、その罪悪感から修平は、真紀が気の毒で、好きなだけ、ここにに住んでもいいと言った。夏樹も構わないと、修平の意見に同意した。
確かに、すぐに出て行くことは出来ない。実家に帰るわけにもいかないし、荷物だってある。
「出来るだけ早く部屋見つけるから」
回数も、数えられるほどしかない。
セックスしたい雰囲気にもならない二人の関係は、友人と大差ない。
セックスレスの理由が今、やっとわかった。勃たない理由も明白だ。
だって、彼は、ゲイだから。
真紀は、悔しい気持ちよりも、すっきりした気分になっていた。
「つまり夏樹が恋人で、私が友だちだったんだ」
「そういうこと。悪いね、真紀ちゃん。俺が、言ったの。真紀ちゃんと同棲しておいた方が、世間の目をごまかせるってね」
夏樹は、修平の肩を抱いてひょうひょうとした態度で言う。まるで勝者の顔。
あまりにも衝撃過ぎて怒りすら湧かない。
もう、好きにして。
真紀は、納得したように頷いた。
「わかった。出て行く」
「そんな、出て行かなくても」
ずっと騙していた、その罪悪感から修平は、真紀が気の毒で、好きなだけ、ここにに住んでもいいと言った。夏樹も構わないと、修平の意見に同意した。
確かに、すぐに出て行くことは出来ない。実家に帰るわけにもいかないし、荷物だってある。
「出来るだけ早く部屋見つけるから」