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危険な香りに誘われて
第13章 陽の当たらない世界
なんの店かと思ったら、お触りクラブじゃねぇか。ったく、元気なおっさんらだな。
退屈そうにウイスキーのロックを飲む賢也の隣で、一人興奮している男がいる。運転手の板倉だ。半年程前に、何でもやるから雇ってくれと吉田に頼み込んで依頼、運転手兼使い走りをしている。

「カレンちゃん、久しぶり」

店のナンバーワンのカレンが席に着くと、吉田のテンションが一気に上がった。

「元気だったか」

吉田に、後ろから胸を鷲掴みにされても、カレンは嫌がるそぶりも見せない。

「もう。吉田さんったら。いきなりですか」

「いや、まずお前の乳に挨拶しねぇとな」

吉田が、ストラップレスドレスの胸元を下げると、ぶるんと豊満な乳房が、露わになった。

「ぶっ」

板倉が鼻と口を塞いだ。それが面白かったのか、広川がカレンのドレスの裾を捲り上げた。片足を自分の膝に乗せて、足を広げさせると、ショーツのクロッチ部分を横に引っ張った。
ツルツルの丘。割れ目がパックリ開き、丸見えになっている。

「それ、やばいんじゃ」

顔を赤くして取り乱す板倉の股間を広川が握った。

「うおーっ」

「ちゃんと、ちんこ勃ってんじゃねーか。ハハハハ、よし、今夜は、特別だ。カレンとやらせてやる」

「えーっ。ここで、ですかっ」

立ち上がった板倉を吉田が、靴裏で蹴る。

「あほっ。ここは、本番禁止だ。いちいち間に受けんな」

「す、すんません」



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