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危険な香りに誘われて
第13章 陽の当たらない世界
ローターを離し、今度は、菊の花に当てがう。

「やっ、やだっ。そこはだめっ」

侵入を拒絶するように真紀は、尻を振った。
パチンと軽く賢也が尻を叩いた。

「あんっ」

「力抜け」

ローターの先端は、細く入れやすい。1センチほど沈めてやると、菊がすぼむ。

「力抜けって言ってんだろ」

「くうっ、はっ、はっ」

ギュッと壁が欲望を締めつける。
回転させながら、ゆっくりと押し進めていく。

「はっ、はっ、も・・・許して。・・・くうっ・・・んんんっ」

根元まで入れるとローターにスイッチを入れた。プラスボタンを押し、振動を強に。

「ひっ、ああっ、いやーっ」

真紀は、全身を震わせた。尻に突き刺さったローターを押し出そうと力を入れると刺激が一層強くなる。賢也の欲望を食いちぎりそうなほど、壁が、うねり、締め付けた。
腰の辺りから駆け巡る快感がたまらない。賢也は、動きを早めた。

肌のぶつかる音が激しくなる。
腕を拘束され、尻にローター、秘部に賢也の欲望を突き刺し、打ちつけられる度に陰嚢がクリトリスを叩き刺激を加える。

「お、おかしくなる。だめーっ、いくっ、いくっ、ああーっ」

「我慢しろっ」

「んんーっ、ああーっ。は、激し過ぎるっ。いやーっ。なんか出ちゃうっ、やめてっ」

おしっこが出ちゃう。一人でエッチなことしているのを見られただけでも恥ずかしいのに、おしっこを漏らしたら、恥ずかしくて死んじゃう。容赦ないせめに、真紀は、必死で耐えた。

「賢也っ。いって、お願いっ、あんっ、あんっ」

一瞬、目の前が、真っ白になり、何かに体を持っていかれそうな感覚が真紀を襲う。体が、バラバラになりそう。もうダメッ。

「いやーっ」

射精を求めるように壁が、欲望にねっとりと吸い付いてくる。ヒクヒクと痙攣を起こし、ざわざわとうごめく壁。賢也は、たまらず、ぐっと腰を深く沈め、白濁の体液を子宮に注ぎ込んだ。


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