この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
危険な香りに誘われて
第13章 陽の当たらない世界
釘刺してきた。皆に相談すると思ったのかもしれない。真紀が、通話の切れたスマホを見つめていると。

「賢也?」

真理に尋ねられ、ハッと我に返る。

「う、うん。1時間くらいしたら来るって」

「そうか」

その後、賢也ともう一人の親友、剛が、ほぼ同時に到着。男達は、久しぶりに四人全員顔を揃わせた。くだらない話に盛り上がり、笑い声が絶えない。

「お前、最近忙しいの?」

「おお、そうなんだよ。塾の経営も大変でさ」

「真紀ちゃん、ほったらかして、どこ行ってたんだ?」

「同じ塾の講師から相談受けていたんだよ」

平気な顔してサラッと嘘をつく。
ビールの入ったグラスに口をつけながら横目で、賢也を睨み付ける真紀の頭の上に、賢也が、ポンッと手を乗せた。

「何、怒ってんの?男だよ、男。お前が考えているようなことなんて、していないぞ」

「どうだか」

プイッとそっぽを向く真紀の首に腕を巻きつけて賢也は、自分に引き寄せる。

「妬いてんのかよ?可愛い奴」

「そんなんじゃない」

「あーあ、真紀ちゃん、怒らせた」
/505ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ