この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
危険な香りに誘われて
第2章 7年後
「やあ、千佐ちゃん。相変わらず綺麗だな」

調子の良い男だ。千佐子は、自分よりはるかに大きな男を威嚇するように睨みつけた。

「上げてくれないの?」

「オカケンさん、今日は、私の友だちが来ているの」

勿論、知っている。だから、今日にしたんだ。賢也は、心の中で微笑んだ。

「あれ、そうなんだ。俺の知っている子かな」

賢也は、とぼけた振りをする。

「さぁね。でも私の友だちに、ちょっかい掛けないでよ」

「そんなことしないよ」

「嘘だ。真紀から聞いたよ。船上で口説いたんですって?」

まるで、小さな遮断機だな。腕を組み、玄関先で、賢也を通すまいと鼻息荒くしている千佐子を見て、賢也は、笑った。

「千佐ちゃんは、怖いなぁ。俺が、いつあの子を口説いたって言うんだよ。ちょっと仲良くしようって、声を掛けただけなのに」

「オカケンさんが、声を掛けるだけで女は、みんな妊娠しちゃうんだからっ」

おいおい、流石にそれは言いすぎだろう。一度も失敗したことないぞ。
小さな遮断機は、下りたまま。いっこうに通す気がないらしい。
参った。初めて真理に千佐子を紹介してもらった日の、悪ふざけが少しばかりいき過ぎたらしい。それが、いまだ尾を引いている。
男三人、並んでケツと陰嚢を披露した。千佐子は、それを見て、ギャーギャー騒いだ。
うっかり振り返ってしまい、たらんとぶら下がった竿まで見せるはめとなり、千佐子は、その場で卒倒。

それから千佐子は、賢也たちを真理の悪友と呼び、警戒心むき出しの態度を取っている。

「頼むよ、千佐ちゃん。真理に用事あんだよ」

/505ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ