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危険な香りに誘われて
第14章 門限
女三人を挟むように五人のホストが着いた。
いくら何でも5人も席に着く必要があるのだろうか。真紀は、不審に思った。
「ボトルおろす?」
すぐ帰ると言っているのにボトルを下ろすなんて普通、聞くか?真紀は、眉を潜ませ即答した。
「いらない」
葉月の顔つきが、一瞬ムッとしたように見えたのは、気のせいだろうか。真紀は、葉月への不信感を募らせていった。
「じゃあ、シャンパンにする?」
テレビでしか見たこと無いけど、ホストクラブってボトルやシャンバンが、ウン万、ウン十万の世界なんでしょう?恐ろしくって飲めない。真紀が、拒否すると、葉月が、ふて腐れた顔をした。
「じゃあ、なんかカクテル作って」
「葉月ちゃんの友達なんだって?意外だね」
「どういう意味よ」
「ハハハ、だって、葉月ちゃんてイケイケの遊び人だからね」
「失礼しちゃうわ。私は、すっごく純情で一途で真面目なんだから」
葉月は、高と呼ばれるホストにしな垂れかかり、甘えた声を出している。
嫌だな、早く帰りたい。真紀が、時計ばかり気にしていると。
「早く帰りたいって顔してるね。退屈?」
隣のホストがにっこり笑いかけてきた。
アイドルのような顔をした男は、翼と名乗った。
「うん」
「とりあえず、飲もうよ」
運ばれてきたカクテルグラスを差し出す。口にすると綺麗な色とは裏腹にかなりアルコール度数が高い。喉が焼けついた。
「真紀ちゃんて、可愛いね?」
「はぁ、どうも」
思ってないのに褒めんなよ。水が欲しい。真紀は、テーブルの上を見渡した。しかし水は無い。仕方なく、グラスに盛ったポッキーに手を伸ばす。
「あれ、本気で言ったんだよ?」
「はいはい」
「冷たいな」
いくら何でも5人も席に着く必要があるのだろうか。真紀は、不審に思った。
「ボトルおろす?」
すぐ帰ると言っているのにボトルを下ろすなんて普通、聞くか?真紀は、眉を潜ませ即答した。
「いらない」
葉月の顔つきが、一瞬ムッとしたように見えたのは、気のせいだろうか。真紀は、葉月への不信感を募らせていった。
「じゃあ、シャンパンにする?」
テレビでしか見たこと無いけど、ホストクラブってボトルやシャンバンが、ウン万、ウン十万の世界なんでしょう?恐ろしくって飲めない。真紀が、拒否すると、葉月が、ふて腐れた顔をした。
「じゃあ、なんかカクテル作って」
「葉月ちゃんの友達なんだって?意外だね」
「どういう意味よ」
「ハハハ、だって、葉月ちゃんてイケイケの遊び人だからね」
「失礼しちゃうわ。私は、すっごく純情で一途で真面目なんだから」
葉月は、高と呼ばれるホストにしな垂れかかり、甘えた声を出している。
嫌だな、早く帰りたい。真紀が、時計ばかり気にしていると。
「早く帰りたいって顔してるね。退屈?」
隣のホストがにっこり笑いかけてきた。
アイドルのような顔をした男は、翼と名乗った。
「うん」
「とりあえず、飲もうよ」
運ばれてきたカクテルグラスを差し出す。口にすると綺麗な色とは裏腹にかなりアルコール度数が高い。喉が焼けついた。
「真紀ちゃんて、可愛いね?」
「はぁ、どうも」
思ってないのに褒めんなよ。水が欲しい。真紀は、テーブルの上を見渡した。しかし水は無い。仕方なく、グラスに盛ったポッキーに手を伸ばす。
「あれ、本気で言ったんだよ?」
「はいはい」
「冷たいな」