この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
危険な香りに誘われて
第14章 門限
女三人を挟むように五人のホストが着いた。
いくら何でも5人も席に着く必要があるのだろうか。真紀は、不審に思った。

「ボトルおろす?」

すぐ帰ると言っているのにボトルを下ろすなんて普通、聞くか?真紀は、眉を潜ませ即答した。

「いらない」

葉月の顔つきが、一瞬ムッとしたように見えたのは、気のせいだろうか。真紀は、葉月への不信感を募らせていった。

「じゃあ、シャンパンにする?」

テレビでしか見たこと無いけど、ホストクラブってボトルやシャンバンが、ウン万、ウン十万の世界なんでしょう?恐ろしくって飲めない。真紀が、拒否すると、葉月が、ふて腐れた顔をした。

「じゃあ、なんかカクテル作って」

「葉月ちゃんの友達なんだって?意外だね」

「どういう意味よ」

「ハハハ、だって、葉月ちゃんてイケイケの遊び人だからね」

「失礼しちゃうわ。私は、すっごく純情で一途で真面目なんだから」

葉月は、高と呼ばれるホストにしな垂れかかり、甘えた声を出している。
嫌だな、早く帰りたい。真紀が、時計ばかり気にしていると。

「早く帰りたいって顔してるね。退屈?」

隣のホストがにっこり笑いかけてきた。
アイドルのような顔をした男は、翼と名乗った。

「うん」

「とりあえず、飲もうよ」

運ばれてきたカクテルグラスを差し出す。口にすると綺麗な色とは裏腹にかなりアルコール度数が高い。喉が焼けついた。

「真紀ちゃんて、可愛いね?」

「はぁ、どうも」

思ってないのに褒めんなよ。水が欲しい。真紀は、テーブルの上を見渡した。しかし水は無い。仕方なく、グラスに盛ったポッキーに手を伸ばす。

「あれ、本気で言ったんだよ?」

「はいはい」

「冷たいな」
/505ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ