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危険な香りに誘われて
第14章 門限
葉月が、突然立ち上がった。
「どこ行くの?」
「化粧室」
席を立って10分が経過しても葉月は戻ってこない。
「遅くない?酔ってた雰囲気じゃなかったよね」
「うん。でも様子見てこようか」
「誰かに様子見に行かせるから、飲もうよ」
真紀と郁美の間に座っているホストが軽く手を上げた。
しばらくすると、グラスタワーとシャンパンボトルが数本運ばれてきた。
「頼んでないよ?」
「今日、聖夜の誕生日なんですよ。だからお祝いにね」
ヘラヘラと笑っているホストを郁美が睨みつけ立ち上がった。
「ちょっと、勝手に開けても金払わないよ」
「まぁ、まぁ。いいから、いいから。怒るとシワになるよ。美人が台無しッスよ」
肩を押し、座らせようとするが、郁美は、その手を払いのけた。
「もう帰ろう」
「葉月、おいて?」
「わかった、帰るって言いに行ってくるわ」
戻ってきた郁美は、しかめっ面で、ホストたちを見下ろした。
「ちょっと、あの女どこいったの?」
「どこ行くの?」
「化粧室」
席を立って10分が経過しても葉月は戻ってこない。
「遅くない?酔ってた雰囲気じゃなかったよね」
「うん。でも様子見てこようか」
「誰かに様子見に行かせるから、飲もうよ」
真紀と郁美の間に座っているホストが軽く手を上げた。
しばらくすると、グラスタワーとシャンパンボトルが数本運ばれてきた。
「頼んでないよ?」
「今日、聖夜の誕生日なんですよ。だからお祝いにね」
ヘラヘラと笑っているホストを郁美が睨みつけ立ち上がった。
「ちょっと、勝手に開けても金払わないよ」
「まぁ、まぁ。いいから、いいから。怒るとシワになるよ。美人が台無しッスよ」
肩を押し、座らせようとするが、郁美は、その手を払いのけた。
「もう帰ろう」
「葉月、おいて?」
「わかった、帰るって言いに行ってくるわ」
戻ってきた郁美は、しかめっ面で、ホストたちを見下ろした。
「ちょっと、あの女どこいったの?」