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危険な香りに誘われて
第14章 門限
男は、小さな突起をつまんだ。

「んんっ」

郁美が激しく足首をゆすった。

「ここは、敏感らしい。ほれほれ、気持ちええか」

突起を指の腹で撫でまわす。

「ここにも入れて欲しなったやろ」

男が、指を二本、壁の中へ突っ込んだ。奥まで入れるとぐりぐりと回転させる。苦痛に歪める郁美の顔を見て、ニヤニヤする。

「数は、こなしてるみたいやけど、締まりは、悪く無いな」

ざらついた壁を探り当てると指を折り曲げ刺激する。同時に親指で、クリトリスも円を描くように弄った。

「んんっ、んぐっ」

郁美の目から涙が零れ落ちる。真紀は、たまらず、叫んだ。

「やめてっ、お願いっ、やめっ。んんっ」

真紀も口を塞がれてしまった。

「ははっ。濡れてきたで。お前、感じてるんか。犯されてこないに濡らして、恥ずかしい女やな。どんだけスケベやねん。待っとけよ、天国いかせたるから」

男が、ファスナーを下ろし、赤黒い塊を露出する。郁美は、首を振り必死で拒んだ。
真紀は、口を塞いでいた男の指に噛みついた。

「やめてっ。お金払うからっ。やめてーっ」

男が振り返り、ニヤリと笑った。

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