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危険な香りに誘われて
第15章 明けない夜はない
義理、人情なんてもう、どこにもない。時代が変わったんだと、おっさんヤクザが嘆く。
その原因の一つが、暴力団排除条例。

昔は、飲食店経営者から用心棒代を受け取る代わりに、面倒な輩や、よその組員の嫌がらせを阻止してきたヤクザ。
この条例が出来たことで、ヤクザの世界も様変わりした。
とにかく稼ぎにくくなったのは、間違いない。

会費が払えないのが原因で、二次、三次団体の組長が引退していく、なんてのもよく耳にする。こんなご時世だからこそ、オカザキは、津嶋会にとって、無くてはならない存在なのだ。オカザキが、潰れたら、津嶋会も間違いなくガタつく。
デカい資金源を失うことになるのだから。

賢也は、スマホの画面をしばらく眺めていた。
やがて決心したように、電話を掛ける。

3度目のコール。

「俺だ。これからちょっと、会えないか」

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