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危険な香りに誘われて
第16章 止まない雨はない
それでも真紀は、勇気を振り絞り賢也に近づいていく。

「賢也、何で、そんな怖い顔するの?」

賢也に触れようと手を伸ばすとパシッと払いのけられてしまい、真紀は、血の気が引いた。

「俺に近づくな」

「いやだ。ねぇ、もう一度話し合おうよ」

賢也は、はーっと大きくため息をついた。

「お前とは別れたんだ。話なら弁護士通してくれ」

賢也は、真紀に背を向け、会社の中へ入って行く。
予測していなかった賢也の態度にショックを受けた真紀は、しばらくそこから動けず、茫然と立ち尽くしていた。

賢也は、私を引き離す為に、態と、あんな態度取ったんだよ。
泣きそうな自分に言い聞かせて。
唇を噛み締めた。


大丈夫。
止まない雨はない。

真紀は、泣くもんかと、鼻をすすった。
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