この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
危険な香りに誘われて
第17章 一場春夢
ゴミ箱の汚物をトイレへ流す際、真紀は、臭いに負け、自分の汚物も流す羽目に。
世の中には、貰いたくない物がある。それが、どんなに好きな人でもだ。真紀は、ゴミ箱を洗っている最中にも、アルコール臭の交じった汚物のに臭いに負け、トイレへ駆け込んだ。

「賢也のあほーっ」

翌日、当の本人は、全く記憶なし。
ぐっすり寝たせいか、目覚めもスッキリ、朝からシャワーを浴びて、ケロッとしている。

「昨夜は、参った。途中から記憶無くして」

賢也は、頭からタオルを被って、ワシワシ拭きながら真紀へ近寄った。キスをしようと顔を近づけると、真紀がフイッと顔を背けた。真紀の肩に触れようとするとサッと避ける。

「真紀?」

昨夜の記憶がない賢也は、真紀の不機嫌な理由が思い浮かばない。

「どうしたんだよ。何、怒ってんだ?」

「うっさい、あほっ」

「昨夜なんか、やらかした?」

真紀が、キッチンで怒り口調で、昨日の話をすると「悪い、悪い」と賢也は、ヘラヘラ笑って手を合わせた。

「お詫びになんか買ってやろうか」

ご機嫌伺いを始めた。

「何が欲しいもんないか?何でもいいぞ」

「別に欲しいものなんて無い」

「そう言わずによ、なっ、買い物行こうや。真紀ちゃん。そうだ、指輪買いに行こう。でっかいダイヤついたやつ」

「いらんっ」

相当怒っている。困った。怒った顔も可愛いが、無視されるのは、辛い。賢也は、後ろから真紀を抱き締めた。

「悪かったって言ってんだろ。おっさんらに、めちゃくちゃ飲まされて、酔っちまったんだよ。可愛い顔が台無しだぞ。なぁ、怒るなって。真紀ちゃん」

頭やうなじにキスを落とす。後ろから真紀の手を取り、持ち上げると指先にも口づけをした。

「じゃあ、お願いきいてくれる?」

「何だ?」

「門限6時取り消して」

/505ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ