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危険な香りに誘われて
第17章 一場春夢
場所を寝室に変え仕切り直しを計った、賢也は、真紀をベッドに組み敷き、髪を優しく撫でおろした。
見つめると、少し照れたような微笑みが返ってくる。
啄むようなキスをすると重ねた唇から吐息が零れた。

真紀の足の間に手を差し込むと、壁の中は、まだ濡れている。指を二本入れ、ゆっくりと挿送すると真紀は、胸を突き上げた。

「んんっ、賢也・・・・」

真紀の手が伸び、賢也の欲望を探り、柔らかく握ると上下に動かした。

「こら、勝手に触るな」

「だって、触りたいよ」

その言葉に賢也の欲望が、反応し思わず爆発しそうになる。賢也は、慌てて真紀の手を掴み、自分の首に巻きつかせ、じっと波が、静まるのを待った。

テーブルの上で真紀の身体を弄り回している時、興奮した欲望の先端が、よだれを垂らし、ボクサーパンツを濡らした。
挿れた途端、イっちまうかもしれない。そんなカッコの悪いこと出来るかよ。
他の女を抱く時、賢也のモノは、いくらでもコントロールがきいた。ところが、真紀相手だと、欲望と化し制御不能になるのだから、困ったものだ。賢也は、欲望にもう少し、待てと宥めた。
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