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危険な香りに誘われて
第18章 危ない男たち
「なんだよ、賢坊。まさか、真紀ちゃんが怖いとか言わねぇよな」

バカにしたような口調に賢也は、表情をムッとさせた。

「まさか」

「ババアがだめなら、若いのにするか?」

「マジ、勘弁してください」

広川は、片側の眉を吊り上げた。

「お前、インポか」

「んな訳ねぇでしょう。今日だって、呼び出される前まで、真紀と真っ最中でしたよ」

「そら悪かった。だったら、ここでスッキリしていけ、な」

賢也は、肩を落とした。広川には、通じないのだ。仕方ねぇ、ここはハッキリ言うか。

「俺は、真紀以外の女を抱くつもりは、ないんです」

「固いこというなよ。セックスだと思うから悪いんだ。ただのスポーツだ、スポーツ」

「同じ汗をかくなら、俺は、真紀とかきたいんです」

パイズリ女が、手を合わせキャッと声をあげた。

「賢也さんて、一途で素敵」

「お前、本当は、小さいんじゃねぇのか。だから、恥ずかしいんだな」

「いや、デカさと硬さには、自信があります」

「おい、言うじゃねぇか。ちょっと見せてみろ」

「マジですか」

「よし皆。俺のと、こいつの、どっちがデカいか比べてみてくれ」

広川が、ベルトをゆるめホックを外しファスナーを下ろした。
どす黒いモノが顔を出す。
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