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危険な香りに誘われて
第18章 危ない男たち
「見ろよ、こいつ。体の割に結構、立派なちんこしてるよな」

広川が、勃起したモノを指ではじく。

「やめてください、勘弁して。ああっ、真紀ちゃん見ないで、見ないで」

隠したくても隠せない板倉のモノが、半勃ちのまま、ぶらぶら揺れている。マジマジと見ていた真紀は、ハッとした。そして真っ赤にさせた顔を両手で塞いだ。

「二、三回擦ったら、イっちまうかもな」

「あっ、やめてっ、そんなことしないでください」

「お前、ヤクザになりたいんだろ。下っ端はな、上から命令されたら、皆の前でセックスだってすんだぞ」

「そうそう、ケツだって貸すし、しゃぶったりもするんだぞ」

「ええっ。本当ですか」

板倉は、泣きそうな顔を広川に向けた。
賢也は、ため息をついた。

「板倉、なんでもかんでもマジに捉えんな。広川さんたちも、あんま板倉苛めないでやってください。飯、行きますよ」

賢也が、真紀の肩を抱き、三人の前を横切った。

「おっ、もうそんな時間か」

広川が腕時計で時間を確認する。

「飯、行くか」

板倉を解放し広川たちが、賢也たちの後に続くと、板倉は、慌てて下着とズボンを上げ、四人を追いかけた。

「待ってください。俺も行きますっ」

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