この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
危険な香りに誘われて
第3章 罠
真紀の初体験は、けっして良い思い出にはならなかった。
短大の時、合コンで知り合った男に交際を申し込まれ、彼氏彼女というものに憧れていた真紀は、即座にOKした。

だが、男は、ただやりたかっただけ。その日のうちに、ホテルへ連れ込まれ、初めてだと言うのに、自分本位で、優しさの欠片もなかった。

部屋に入るなり、いきなり、フェラを強要。
おどおどしながらも舐めていると「へたくそ」となじられた。

「もういい、挿れるぞ」

男は、自分のモノに唾を塗りつけて、濡れてもいない真紀の中へ、無理やりねじ込んできたのだ。緊張と恐怖に足は強張り。
擦り切れるような痛みが続く中、真紀の口から零れたのは、喘ぎ声ではなく「やめて」だった。
苦痛に顔を歪める真紀を見て、男は、嬉しそうに笑って腰を振る。

「お前、今日安全日?」

男の質問が、どういうことなのか、すぐに理解出来ず真紀は、困惑した。
まさか、避妊してくれていないの?

「ピルは飲んで無いのか」

小さく首を横に振ると、男の舌打ちが聞こえた。

「ピルぐらい飲んどけよ」

男は、射精しそうになると抜いて真紀のお腹に白濁の体液を飛ばした。

「悪いけど、別れて。なんかタイプじゃ無かったわ。胸なもないし。もっと、揉み応えがないと、つまんねぇんだよ。あ、ちゃんと避妊したからな。後で妊娠したとか言ってくるなよ」

帰り際の言葉は、真紀を傷つけた。胸が無い女は、つまらない。
避妊て、生でやったくせに。中で出さなかっただけじゃない。
遊ばれるのは、ごめんだ。今度セックスするなら、まともな恋愛出来る男が良い。
真紀は、二度と合コンには参加しないと、決めた。

そのあと真紀が、つきあったのは、修平で、今に至る。
初体験の男といい、修平といい、賢也といい、まともな恋愛にならないタイプばかりと知り合っている。
自分は、男運がないのかもしれない。
/505ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ