この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
危険な香りに誘われて
第3章 罠
仕事が終わって、今日も不動産通い。

貼り紙を眺めていると。

「真紀ちゃん」

その声を聞いただけで、心臓が跳ねた。
振り向かなくても誰か分かる。
あまり近寄りたくない男ダントツ一位の岡崎賢也だ。
あからさまに、真紀は、嫌な顔をした。
自分の中の警戒音が発令される。

賢也が、一歩踏み出せば、一歩後ずさる真紀を見て、賢也は、笑いそうになった。
思いっきり、逃げ腰だな。まぁ、警戒されているのは、承知の上だ。
逃げられないように、なるべく優しく接しなければ。上手くやれよ、と自分に言い聞かせた。

「何やってんだ?」

「うっ」

「部屋、探しているのか?」

不動産屋の窓ガラスの前。びっしり貼られた部屋の案内。どう言い訳してもバレバレだと言うのに真紀は。

「別に、何も」

とぼけた。

「ワンルームがいいのか」

聞こえない振りをして、賢也は、顎に手を置いて貼り紙を眺めた。

「うん、まぁ。・・・・あっ、友達がね」


/505ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ