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危険な香りに誘われて
第21章 番犬注意
待ち合わせをした駅前のカフェの扉を開ける。朝の11時までは、珈琲一杯注文すれば、トーストと茹で卵がついていることで評判となり、午後からも広々とした店内のテーブルは、殆ど客で埋まっていた。ぐるりと見渡すと中央のテーブルから、入口に向かって手を上げる男性がいる。原田だ。真紀は、ため息をついて天井を仰いだ。
「久しぶり。元気だった?」
「はい」
椅子を引き、腰を下ろす。尻に違和感が走る。
まさか。真紀は、手を尻に持っていき、恐る恐る確かめた。
嘘っ、パンツ履いていない。
白いストッキングだけを履いて飛び出してきたことを思い出す。
しかもスカートも外出用に履き替えてこなかった。短いスカートから太腿が見えている。
真紀は、スカートの裾をグイッと引っ張った。
ストッキング履いているし、黙っていれば、誰も気づかないはず。
迂闊に気を緩め、足を広げないように注意すれば、大丈夫。膝頭に力が入る。紐に薄い布切れがちょこっとついた代物なのに、履いていないだけでこんなにも心もとないのか。
こんな恥ずかしい格好で外出したことが、賢也にバレたら、どんな仕置きを受けるか分からない。
お仕置き、そう考えただけで、ストッキングの中心が、じんわり濡れた気がした。
やだ、私、何考えているの。真紀は、小さく被りを振った。
「久しぶり。元気だった?」
「はい」
椅子を引き、腰を下ろす。尻に違和感が走る。
まさか。真紀は、手を尻に持っていき、恐る恐る確かめた。
嘘っ、パンツ履いていない。
白いストッキングだけを履いて飛び出してきたことを思い出す。
しかもスカートも外出用に履き替えてこなかった。短いスカートから太腿が見えている。
真紀は、スカートの裾をグイッと引っ張った。
ストッキング履いているし、黙っていれば、誰も気づかないはず。
迂闊に気を緩め、足を広げないように注意すれば、大丈夫。膝頭に力が入る。紐に薄い布切れがちょこっとついた代物なのに、履いていないだけでこんなにも心もとないのか。
こんな恥ずかしい格好で外出したことが、賢也にバレたら、どんな仕置きを受けるか分からない。
お仕置き、そう考えただけで、ストッキングの中心が、じんわり濡れた気がした。
やだ、私、何考えているの。真紀は、小さく被りを振った。