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危険な香りに誘われて
第23章 奪還
賢也は、Bluetoothで繋ながった電話から根津に連絡し、原田の運転する車種とナンバーを伝えた。

「賢さん、すみません。俺が、バカなことして。真紀ちゃんを」

「お前の言い訳、聞いてる余裕ねぇわっ。いいから、てめぇは、俺が質問したことだけ、答えろっ」

唾を飛ばし、いらついた口調で怒鳴られ、板倉は押し黙った。

「原田は、どっち向いて行った?」

賢也は、原田の向かったという方向へ車を発進させた。

根津の話では、市内の高速道路の入口や、大きな道路は、全て検問で封鎖、警察が張っている。
逃げ道は、少ないはずだ。
車でうろついていれば、見つかるのは、時間の問題。
自分ならどこへ逃げる?
人目を避ける場所だよな。
自分の部屋は、警察が乗り込んでくる。
誰にも見られず、犯して殺すなら、車の中か、公園の障碍者用トイレを使うか。
あとは・・・・。

賢也は、後ろに止まっている白いレクサスに乗った広川と吉田に電話を掛けた。

「そこら一帯の公園とラブホテルを調べてくれ」

『分かった。組員総出で探させる』

「とにかく車を見つけろって言え。見つけたら、乗り込まず、すぐに連絡させろ」

『了解』

「賢さん、原田さんは、山の中で練炭自殺するって」

「こんだけ、検問やってんだぞ。山に辿りつく前に捕まっちまうだろ。俺なら、近くのラブホテルに入る」

ラブホテルなら、誰にも会わずに部屋へ入ることが出来る。
縛りつけた真紀を部屋へ連れ込むのも簡単だ。

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