この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
危険な香りに誘われて
第23章 奪還
「近寄るなーっ」

車の中で、真紀は、大声を張り上げた。
板倉を置き去りにしてから、ずっと原田に罵倒を浴びせていたせいで、真紀の声は、しゃがれている。

「キモイ。私に触るなっ」

「真紀ちゃん、君の口の悪さには、感心するよ」

「うるさいっ。このタコっ、ハゲ野郎っ。泉州出身をなめんな」

原田は、ビニールテープを20センチほどカットし、大口開けて喚く真紀の口にペタリと貼りつけた。

「ふがっ、んがっ」

反抗的な目を向け、今にも噛みつきそうな顔に唾を吐きかけ、頭を押さえこみシートに顔面を押しつけた。

「真紀ちゃん、どう?苦しい?」

鼻が潰れ、息ができない。窒息する。苦しくて涙が零れた。手足の自由が奪われいる真紀には、どうすることも出来なかった。
髪を鷲掴みにされ、引っ張り上げられと、目の前には、サバイバルナイフ。

「大丈夫、まだ殺しはしないよ」

原田は、真紀の足を拘束するテープをナイフで切った。

「さあ、一緒に行こうか」

真紀の髪を掴んだまま、引きずるように車から降ろし、車のすぐ後ろの扉を開けた。

/505ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ