この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
危険な香りに誘われて
第24章 新芽
賢也の差し出した婚姻届。保証人の欄には、広川と吉田のサインも済んでいる。
「あとは、お前のサインだけだ」
いつの間に、用意したんだろう。結婚は、当分ないだろうと、半ば諦めていた。真紀は、うれし泣きしながらペンを走らせた。
賢也のそろそろは、1時間後のことだったらしい。二人で役所へ行き、婚姻届を提出。
その帰り、賢也は、真紀を連れ、宝石店で結婚指輪を購入した。
マンションに戻ると二人だけの結婚式を挙げようと賢也が提案、ベッドへ誘う。
苺のタルトでケーキ入刀、永遠の愛を誓い、指輪の交換をした。
プラチナのシンプルなリング、お互いの名前が刻まれ、左手の薬指にキラキラと輝く。
「賢也、ありがとう」
二人だけのささやかな結婚式でも、嬉しそうに微笑む真紀を見て、賢也は、心の中で誓った。
組を抜ける日が来たら、本物の結婚式を挙げてやろう。
純白のドレスか、白無垢を着せて。
その時は、疎遠になっている家族や友人たちを呼んで。
「絶対、幸せにしてやるから、俺についてこい」
「あとは、お前のサインだけだ」
いつの間に、用意したんだろう。結婚は、当分ないだろうと、半ば諦めていた。真紀は、うれし泣きしながらペンを走らせた。
賢也のそろそろは、1時間後のことだったらしい。二人で役所へ行き、婚姻届を提出。
その帰り、賢也は、真紀を連れ、宝石店で結婚指輪を購入した。
マンションに戻ると二人だけの結婚式を挙げようと賢也が提案、ベッドへ誘う。
苺のタルトでケーキ入刀、永遠の愛を誓い、指輪の交換をした。
プラチナのシンプルなリング、お互いの名前が刻まれ、左手の薬指にキラキラと輝く。
「賢也、ありがとう」
二人だけのささやかな結婚式でも、嬉しそうに微笑む真紀を見て、賢也は、心の中で誓った。
組を抜ける日が来たら、本物の結婚式を挙げてやろう。
純白のドレスか、白無垢を着せて。
その時は、疎遠になっている家族や友人たちを呼んで。
「絶対、幸せにしてやるから、俺についてこい」