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危険な香りに誘われて
第24章 新芽
賢也の尿道に舌先を入れ、ぴちゃびちゃと舐める様子は、まるで子猫のようで可愛い。
肩まで伸ばした髪は、緩やかな波をうち賢也の太腿と付け根をくすぐる。
真紀のフェラは、心まで愛撫されているみたいに気持ちいい。

指先で幹を撫で、丸みを帯びた亀頭に吸い付くと、賢也の表情を伺う。
ベビードールからチラつく乳房が、気分を盛り上げる。賢也は、大きく呼吸し胸を上下させた。

「気持ちいい?」

「ああ、すごくいい」

「賢也、足上げて」

賢也は、言われた通り足を折り曲げ、膝を腹に引き寄せる。
大きくて、獰猛な虎が、全てを曝け出す。真紀は、その姿を堪能するようにじっくりと眺め、微笑んだ。
尻の穴も黒ずんだ陰嚢も、蟻の門渡りも丸見え。硬くて太い幹は、筋がくっきりと浮き出ている。真紀が舐めたせいで、亀頭は、てらてらと光り、先端のくぼみからは透明な滴が零れ、賢也の腹を濡らした。
卑猥で、グロテスクに見えるのに頬ずりしたくなるほど、可愛いと思ってしまう。

余すことなく舌と唇を使って、虎を喜ばせた。
蟻の門渡りを舐めると賢也の尻の穴がキュッとしぼむ。
皺皺の陰嚢の皮を口で引っ張ったり、皮に包まれたコロコロの玉を舌で転がす。

時折、賢也の荒い息がもれると、嬉しくなり、もっと弄りたくなる。
尻の穴を指でつついて。

「賢也、入れていい?」

「マジで言ってんのか」

「だって、男の人も、ここ気持ち良いって」

「俺は、ゲイじゃねぇぞ。ケツの穴に入れられて、感じるわけねぇだろ」

「賢也~っ」

甘えた声でお強請りされると、弱いって知っていやがる。賢也は、チッと舌打ちし、ヘッドボートの引き出しに手を伸ばした。

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