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危険な香りに誘われて
第24章 新芽
取り出したのは、指用コンドームとローション。真紀に使おうと購入していたものだ。

「こんなのあるんだ」

真紀は、目を輝かせ、楽しそうにコンドームを指に装着し、賢也の尻周辺にローションをたっぷり塗った。

「はい、力抜いて」

弾んだ声。完全に遊んでいるな。賢也は、ふーっと息を吐いた。
にゅるんっ。細い指が、アナルに突き刺さる。ゾワゾワした感覚に襲われ、賢也は、思わず声を上げそうになった。
セックスの経験は、数えきれないほどあるが、アナルに関しては、全くの未開発。
たまらず枕を握りしめた。ぐにぐにと動きながら奥へ突き進む指に、賢也は、下半身を震わせた。

「うっ。なんか、キモイ。うわっ、マジ、それ、ヤバイ」

「前立腺てどこにあるんだろ」

指を回転させ、前立腺を探る。

「どこで、そんなこと・・・くっ、うっ」

「インターネットだよ。確か、この辺り・・・」

「うおっ」

「ここかな?」

「はっ、はっ、くっ」

珍しいほど賢也が声を上げている。いつもと違う様子に、真紀は、驚いた。

「気持ちいい?」

「わかんねっ、くっ」

「じゃあ、ここも気持ち良くしてあげるね」

太い幹の根元から先端までゆっくりと舐める。欲望が反応してビクビクと小刻みに揺れる。握って上下に擦りながら亀頭を口に含み、舌で刺激する。同時に指でアナルを責められ賢也は、顎を突き上げた。

「ぐっ」

いっきに射精感が高まり、賢也は、悶絶した。

「はっ、はっ、いっ、イク」

真紀は、手でしごきながら、欲望を吸い込んだ。

「ううっ、で・・・出るっ、ああっ」

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