この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
危険な香りに誘われて
第25章 愛妻家
「真紀ちゃん、元気か?」

移動中の車の中で、そう聞いたのは、広川だった。誘拐事件でバタついたことで、真紀には、仕事を暫く休めと言いきかせた。結婚した今は、いつ子供が出来るかわからないんだ、復帰する必要はないと説得し、実家に押し込んだ。
何故か、広川たちは、真紀を気に入っている。そして、面白くないのは、真紀も二人を好きなことだ。

「別に、普通ですよ」

賢也は、正面を向いたまま愛想なく答えた。

「送別会していなかったろ?今度、真紀ちゃん誘って飯食いに行かねぇか?」

「おー、いいねぇ、俺も真紀ちゃんに会いたいなって思っていたんだよ」

助手席の吉田がご機嫌な声で賛成を唱えた。

「あの可愛い声で、名前呼ばれるとゾクゾクするんだよな」

「店は、俺らで用意するから、連れて来いよ」

「真紀ちゃん、何が好きかな。寿司か、肉か」

盛り上がる二人に耕太が水を差すように。

「そんなにいいですか?真紀さん」

不思議そうに首を傾げる。

「あ?何言ってんだ、どう見ても可愛いじゃねぇか」

広川は、ムッとして眉間に皺を作りミラー越しに耕太を睨む。

「人の女にケチつけんのかよ」

誰の女だ、誰の。賢也は、広川を横目で睨みつけた。


/505ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ