この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
危険な香りに誘われて
第25章 愛妻家
翌日、吉田は、山口へ行くため荷物片手に自宅マンションの部屋を後にした。
下には、タクシーを待たせている。
ここへ戻ってくるのは、いつになるんだろう。
古びたホテルで寝泊まりし、コンビニも無い、しけた村で当分過ごすのかと思うとゾッとする。
ため息をつきながら、下へ降りると、エレベーターホールの外に、見覚えのある女が手を振っている。
「どこ行くんですか」
「・・・・山口だよ」
「仕事?一人で?」
「だったら何だ」
「着いて行っちゃダメ?」
「いつ帰れるか分からねぇぞ」
「いいよ、どうせ短大やめて、親からも勘当されて。ついでに昨日バイトもクビになっちゃったし」
吉田は、女を見下ろした。
「なんかね、先生より好きになったみたい」
変な女に気に入られちまった。
吉田は、ため息をつき、空を仰いだ。
「新幹線のトイレの中で犯されてもいいなら着いてこい」
「そんなところで、初体験って、私ぐらいかな」
「お前、処女かよっ」
「はーい」
「うわっ、めんどくせぇ」
「おじさん、痛くしないでね」
「おじさんって言うな、箱詰めして親元送るぞっ」
見た目は、結構好みだし。
退屈な田舎で一人寂しくマスかくよりマシか。
下には、タクシーを待たせている。
ここへ戻ってくるのは、いつになるんだろう。
古びたホテルで寝泊まりし、コンビニも無い、しけた村で当分過ごすのかと思うとゾッとする。
ため息をつきながら、下へ降りると、エレベーターホールの外に、見覚えのある女が手を振っている。
「どこ行くんですか」
「・・・・山口だよ」
「仕事?一人で?」
「だったら何だ」
「着いて行っちゃダメ?」
「いつ帰れるか分からねぇぞ」
「いいよ、どうせ短大やめて、親からも勘当されて。ついでに昨日バイトもクビになっちゃったし」
吉田は、女を見下ろした。
「なんかね、先生より好きになったみたい」
変な女に気に入られちまった。
吉田は、ため息をつき、空を仰いだ。
「新幹線のトイレの中で犯されてもいいなら着いてこい」
「そんなところで、初体験って、私ぐらいかな」
「お前、処女かよっ」
「はーい」
「うわっ、めんどくせぇ」
「おじさん、痛くしないでね」
「おじさんって言うな、箱詰めして親元送るぞっ」
見た目は、結構好みだし。
退屈な田舎で一人寂しくマスかくよりマシか。