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危険な香りに誘われて
第5章 虎の真紀
湯船に浸かる頃には、真紀はぐったりしていた。
賢也の足の間にお尻を置いて後ろから抱き締められて、大人しくしている。
「合縁奇縁、調べたよ」
思い出したように真紀が突然言う。賢也は、白いうなじに唇を押しつけた。
「噛んじゃだめだからね」
「舐めるだけだ」
うなじや耳たぶをペロペロと舐められて、真紀は、首をすくめた。
「意味は、分かったけど。賢也の言っている意味は、分かんなかった」
「そうか」
賢也は、目を閉じた。
別に、言わなくてもいいことだ。
真紀が、気付かないなら、それでもいい。
それよりも大切なことがある。
「真紀」
「うん」
「お前は、俺の一番なんだ」
「一番」
「そう。一番大切な女。一番守りたい女。一番側にいて欲しい女。お前のためなら何でもする。だから、俺とちゃんと付き合う、俺のものになるって言ってくれないか」
真紀は、黙ったまま。賢也は、不安になった。もし嫌だと言われたら、最終手段は、強引にセックスして孕ませるか。それとも監禁か。汚い手を使ってでも、真紀を手に入れたい。
賢也の足の間にお尻を置いて後ろから抱き締められて、大人しくしている。
「合縁奇縁、調べたよ」
思い出したように真紀が突然言う。賢也は、白いうなじに唇を押しつけた。
「噛んじゃだめだからね」
「舐めるだけだ」
うなじや耳たぶをペロペロと舐められて、真紀は、首をすくめた。
「意味は、分かったけど。賢也の言っている意味は、分かんなかった」
「そうか」
賢也は、目を閉じた。
別に、言わなくてもいいことだ。
真紀が、気付かないなら、それでもいい。
それよりも大切なことがある。
「真紀」
「うん」
「お前は、俺の一番なんだ」
「一番」
「そう。一番大切な女。一番守りたい女。一番側にいて欲しい女。お前のためなら何でもする。だから、俺とちゃんと付き合う、俺のものになるって言ってくれないか」
真紀は、黙ったまま。賢也は、不安になった。もし嫌だと言われたら、最終手段は、強引にセックスして孕ませるか。それとも監禁か。汚い手を使ってでも、真紀を手に入れたい。