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危険な香りに誘われて
第5章 虎の真紀
賢也は、真っ白いバスタオルで真紀を包み込んだ。
頭から被せたタオルの合間から、あどけない表情を浮かべている真紀を見て、賢也の胸が疼いた。化粧をしていない真紀は、年齢よりもずっと幼く見える。
くそっ。なんで、こんなに可愛いんだ。
賢也は、たまらず鼻先にキスを落とした。
「のぼせてないか」
「うん」
「水か、ビールどっちがいい」
「お水かな」
身体を屈め、下半身を拭いていると、タオルに薄いピンクの染みがついているのが目に止まった。
「あっ」
頭の上で真紀の声がする。
内腿にツーと伝わる赤い滴。
「嘘っ。始まっちゃった」
予定では、三日先なのに。真紀は、足を閉じた。
「ごめん、賢也」
大した量じゃない。やろうと思えばやれる。気にせずやるか。
真紀は、きっと嫌がるだろうな。賢也は、諦める方を選択した。
別のバスタオルをつかみ、真紀の身体に巻きつける。胸元にタオルの端をキュッと突っ込んだ。
「しょうがねぇよ」
片腕で抱きあげると真紀の部屋へ連れて行った。
「寝間着きたら、部屋に来いよ」
「でも、出来ないよ」
「分かってる。だからって、別々に寝る必要ねぇだろ。水取ってくる」
頭から被せたタオルの合間から、あどけない表情を浮かべている真紀を見て、賢也の胸が疼いた。化粧をしていない真紀は、年齢よりもずっと幼く見える。
くそっ。なんで、こんなに可愛いんだ。
賢也は、たまらず鼻先にキスを落とした。
「のぼせてないか」
「うん」
「水か、ビールどっちがいい」
「お水かな」
身体を屈め、下半身を拭いていると、タオルに薄いピンクの染みがついているのが目に止まった。
「あっ」
頭の上で真紀の声がする。
内腿にツーと伝わる赤い滴。
「嘘っ。始まっちゃった」
予定では、三日先なのに。真紀は、足を閉じた。
「ごめん、賢也」
大した量じゃない。やろうと思えばやれる。気にせずやるか。
真紀は、きっと嫌がるだろうな。賢也は、諦める方を選択した。
別のバスタオルをつかみ、真紀の身体に巻きつける。胸元にタオルの端をキュッと突っ込んだ。
「しょうがねぇよ」
片腕で抱きあげると真紀の部屋へ連れて行った。
「寝間着きたら、部屋に来いよ」
「でも、出来ないよ」
「分かってる。だからって、別々に寝る必要ねぇだろ。水取ってくる」