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危険な香りに誘われて
第5章 虎の真紀
賢也は、真紀を抱いたまま後ろへ倒れ込んだ。
「いきなり倒れないでよ」
真紀は、賢也の腹の上に跨って口を尖らせている。
賢也は、細い腕を掴み、引き寄せると両頬を挟み、尖らせた唇に軽くキスをした。
「欲求不満を味合わせてやろうか」
ニヤッと笑って突き出した舌。
ごくり。真紀は、唾を飲んだ。
赤い舌の誘惑。
甘い香りを漂わせた髪が賢也の頬をかすめた。
柔らかな感触が唇に触れる。
賢也は、目を閉じた。
暗くて寒い世界に届く、太陽の光のように暖かい。
乾いた心に潤いを与えてくれる女。
愛さずにはいられない。
抱き締める腕に力がこもる。
「いきなり倒れないでよ」
真紀は、賢也の腹の上に跨って口を尖らせている。
賢也は、細い腕を掴み、引き寄せると両頬を挟み、尖らせた唇に軽くキスをした。
「欲求不満を味合わせてやろうか」
ニヤッと笑って突き出した舌。
ごくり。真紀は、唾を飲んだ。
赤い舌の誘惑。
甘い香りを漂わせた髪が賢也の頬をかすめた。
柔らかな感触が唇に触れる。
賢也は、目を閉じた。
暗くて寒い世界に届く、太陽の光のように暖かい。
乾いた心に潤いを与えてくれる女。
愛さずにはいられない。
抱き締める腕に力がこもる。